Habit Chain(習慣化)

信頼残高を貯めるための思考と実践

あなたは、信頼残高という言葉を聞いたことがありますか?

信頼残高とは、Trust balance(トラスト・バランス)という英語の日本語訳です。

◎「信頼残高」とは何か?

信頼残高とは、故スティーブン・R・コヴィー博士の名著『7つの習慣 成功には原則があった!』の中にある一部の章にある考え方のことです。

銀行の場合、口座にお金の預け入れが増えれば、残高はプラスになり、引き出しをすればマイナスになります。

人間関係を銀行口座に置き換える考え方が、「信頼残高」です。

「相手との信頼関係」において「預け入れ」も「引き出し」もあるということ。

コヴィー氏の「7つの習慣」では、この「人間関係における信頼の度合いのプラス・マイナス」を「信頼残高」と呼んでいます。

大切な相手との信頼口座は「マイナス」なのか、それとも「プラス」でしょうか?

さて、あなたは、どちらでしょうか?

あなたの日々の振る舞いをレビューしてみる

長い人生、いろいろなことがあり、仕事、プライベートともに、うまくいくこと、いかないことは当然、誰もがありますよね!

大事なのは、その時々の考え方と人との接し方だとつくづく思います。

自分の人生を振り返ってみると、いつの間にか、それらを忘れて、自分のことや目先のことばかりに思考が奪われ、周りが何も見えなっていたことも多くありました。

特に、うまくいっている時は、気持ちが大きくなり、自信過剰になりがちで、気づかないうちに人を不快にする発言を繰り返したり、自分本位で何事も進めようとしたりすることはないでしょうか?

その逆で、うまくいっていないときはどうでしょうか?

他人に嫉妬したり、自分の頑張りを認めてくれない会社や上司に不満をいただいたり……..

 

信頼残高を引き出すことは簡単だけど..

「信頼を引き出す」ことは、とても簡単です。

一方、「信頼の預け入れ」をするには、日々の積み重ねが大切で、相当難しいです。

さて、あなたの「信頼残高」は、果たしてどのくらい残っているのでしょうか?

繰り返しになりますが、銀行の残高と同じで、信頼残高は減らすことは簡単で、貯めることは難しいのです。

プライベート、仕事に限らず、常に相手に対し、期待以上の振る舞いをし、結果を出すことは、そう簡単ではありません。

人は誰でも必ずミスはするし、人に迷惑をかけることだってありますよね。

信頼残高とは、あなたと世の中とのエネルギー交換量の総和である

すべての人は、世の中との何らかの接点を必ず持っています。

つまり、ひとりでは生きていくことはできません。

国、会社、人との関係性を前提として、日々の生活を送っているわけですよね!

となると、人間は常に何らかの熱量を放ち、それをお互いに交換し合うことが人間関係なのです。

この熱量(エネルギー)とは、相手にプラスに働く場合もあれば、マイナスに働く場合もあるということなのです。

つまり、人間同士の熱量(エネルギー)交換のプラスマイナスの結果が信頼残高だと言えるのです。

だからこそ、人に接する際の振る舞いには、気をつけなければならないです。

人に同調すれば、信頼されるわけでなない

とはいえ、他人の意見に同調することが必要だという訳ではありません。

されど、「嫌われたって大丈夫」ということでもありません。

”Be Proactive!”=主体性を発揮する”

”Be Proactive!”=主体性を発揮する”は、前述の『7つの習慣 』の中の『第一の習慣』です。

ここでの主体性とは、「人として自分の人生に対して自ら選択し、自ら責任を取るということ」なのです。

日本人の特徴的な思考としては、「同調を求める」傾向が強いということがあります。

つまり、自分と価値観が異なる人間を仲間はずれにしたり、バカにしたりといった島国独特の思考が先祖代々の遺伝子に刻み込まれているのです。

その理由は、日本は江戸時代に260年以上も続いた平穏な時代に鎖国制度をとっていて、かなり長い期間、同じ言語、同じ文化、同じ価値観同士での人間関係しかなかったからです。

一方で、国境が陸続きの国同士の場合、文化や言葉が違えば、他人との境界線ははっきりしています。

人と人はそもそも価値観が異なるのだということです。

その場合、戦争のようなことが起こったこともありますが、他人との境界線を引いたとしても、その価値観は認め合うというった思考も同時に生まれてきました。

これがダイバーシティ=多様性です。

 

少しずつ預け入れ」をすることで、信頼は徐々に作られていくものなのです。

さて、信頼残高が不足しているケースとは、どのようなことを指すのでしょうか?

信頼残高が不足するのは、日々の行いや物事に対する考え方に問題があるのです。

信頼残高が不足する状態とは?

具体的には、

「すべてを他人のせいにしてしまう」

・いつも、自分のやりたいようにだけやる。
・自分の問題を会社、世の中、親のせいにする。
・やられたら、やりかえす。
・常に被害者意識を持っている。

「目的なく過ごしている」

・先のことには興味がなく、考えてもしょうがない。
・今その場が楽しければそれでいい。
・目標がないので、無計画に過ごす。

「重要なことは後回しにする」

・いつも締切間際に取り掛かる。
・目的もなくダラダラ過ごしている。
・ネットサーフィンばかりしている。
・白黒をつけたがる
・勝敗をつけたがる。
・競争には常に勝たねばならない。
・他人の失敗を喜ぶ。

「自己主張ばかりして、他人のせいにする」

・自分はこんなにやっているのにどうして評価してもらえないのだろうと悩む。
・自分の自慢話、他人の愚痴ばかりを相手に聞かせたがる。
・相手の話をきちんと聞かない。
・自分にメリットのあることにのみ興味を示す。
・自分に都合の悪いことは棚に上げる。

「自分の正当性を証明しようとばかりする」

・自分だけが正しいと思う。
・自分だけが頑張っているといった意識。
・他人を卑下する、馬鹿にする。
・他人への協力はしない
・妥協は一切しない
・利己主義

過労気味

・常に忙しく、疲れている
・リフレッシュする時間がない
・常にイライラしている

 

このような状態だと、信頼残高は減る一方でなかなか増やすことはできないのです。

上記は、私が若い頃にまさに経験したことです。

仕事漬で、リラックス、リフレッシュすることもない生活習慣。

このような習慣から脱する方法は果たしてあるのでしょうか?

 

悪習慣から脱する方法とは?

それは、思考の癖、習慣を改善することです。

「目的と目標を持つこと」
「利他主義になり、ギブ&ギブを心がけること」
「謙虚になること」
「プライドを捨てること」
「すべてに感謝すること」
「嫉妬しないこと」

これらをすぐに実践するのは、すぐには難しいかもしれません。

長年の生活習慣、ましてや考え方の癖を短期間で変えることなど、すぐにはできないでしょう。

しかし、毎日ほんの少しだけでも、何かを変えてみることに挑戦してみてはいかがでしょうか?

例えば、「相手のことを批判」しそうになったら、心の一時停止ボタンを押して、「相手の立場になり、ポジティブ変換」して、発言してみる等々。

日々のちょっとした意識の積み重ねで、徐々にあなた自身に変化が生じます。

 

あなたの口座には信頼残高がどのくらい貯まっていますか?

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