あなたは今までやったことのない新しい取り組みをはじめた時、挫折することってありませんか?
私はしょっちゅうです(泣)。
なぜ人は新しいことが、長続きしないのでしょうか?
今回は、挫折の原因を人間の心のメカニズムから習慣化紐解いてみたいと思います。
その前提として押さえておきたいことは、人間の身体(からだ)の仕組みについてです。
さて、あなたは、サーモスタットという言葉を聞いたことがありますか?
この機能が”サーモスタット”です。
身体(からだ)のサーモスタットとは?
私たちは暑ければ汗をかき、寒ければ鳥肌が立ちますよね!
なぜなら、人間の身体(からだ)は、36.5度前後に体温を調節しないと生きていけないからです。
その身体(からだ)の機能とその目的としては、
”汗をかく=からだを冷やすため”
”鳥肌が立つ=内臓脂肪を燃やして身体(からだ)を温めるため”
です。
ホメオスタシス(恒常性維持機能)とは?
このように、人間は常に体温を一定に保とうする機能が備わっています。
これをホメオスタシス(恒常性維持機能)と呼びます。
この記事では、この人間の身体(からだ)を正常な状態に戻すためのセンサーのことを、サーモスタットでと定義しています。
さて、ここからは、”挫折のメカニズム”と”人間の習慣”を電子機器などに設定されているサーモスタットの機能に例えて解説していきます。
挫折のメカニズムとは?
人間の心にもサーモスタット(センサー)があり、常に監視している
前述の通り、人間の身体(からだ)は、体温が36度(36.5度が理想)前後に保たれるように、あらかじめプログラミングされています。
つまり、センサーとしてのサーモスタットが常に身体(からだ)を監視していて、ホメオスタシスを保つように機能していることはお伝えしましたよね!
実は、これが人間の心についても同じことが起こっているのです。
さて、ここからは、あなたの心を常に監視しているセンサー(サーモスタット)とホメオスタシスが”心にどのように作用するのか”の解説になります。
心のサーモスタットは、門番のようなもの
上記で説明した心のセンサー(サーモスタット)が、門番として、”新しい習慣を作る邪魔をするメカニズムとして機能している”のです。
これが、”習慣化を阻む正体”です。
心理学、脳科学の世界では、これを”コンフォートゾーン(Comfort zone)”と呼んでいます。
❖重要キーワード❖
習慣をコントロールする
心のホメオスタシス
”コンフォートゾーン”
とは?
What is a Comfort Zone?
心のホメオスタシス
”コンフォートゾーン”
コンフォートゾーンとは、「無意識(潜在意識)で、居心地がいいと感じる場所」のことです。
これは、本人が意識できている中での”それを好んでいるのか否かに関わらず”、長年の生活習慣や何年も働いてきた職場や家庭環境、人間関係に脳(潜在意識)が環境順応した状態を指します。
音声解説
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コンフォートゾーンはかなり手強い
このコンフォートゾーンに私たちが勝つことは、実はかなり難しいのです。
それはなぜなのでしょうか?
例えば、「こんなに給料が安くて残業の多い会社なんていつでも辞めてやる!」と事あるごとに友だちや家族に言っている人っていますよね!? ですが、その人はいつになっても転職せずに何年も同じ職場に居続けます。 彼はその会社に対し、常にため息まじりに不平不満を周りに言い続けているにもかかわらず、毎日通って、辞めずにそこで働き続けるのです。 本当にそれが本心であれば、さっさとその会社を辞めて、転職すればその悩みが解決するはずですよね! なのに、なぜその本人はその環境に長く居続けるのでしょうか? 「忙しすぎて、職務経歴書を書く時間がないから」「自分に合った転職先が見つからないから」等々。 理由付けいくらでもできます。 こういった言い訳めいた会話になった時に、一般的な解釈では”単にあの人は行動力がないから”とかの話になりがちですよね!
ですが、本質はここにはありません。
コンフォートゾーンは強力な磁石のようなもの
職場環境に不満があって「辞めてやる!」は本人の意識の中に常にあったとしても、転職できない理由は、脳(潜在意識)が今の場所に慣れてしまっているからなのです。
つまり、表向きには常に不平不満を言い続けていて、本人もその気持ちに偽りはないのです。
にもかかわらず、無意識の世界でのホメオスタシスが機能していることにより、今の自分の状況に脳が安住してしまっていて、抜け出すことができずにいるわけです。
これは転職活動に限らず、恋愛やダイエット、副業、語学、資格学習、起業などの”新しい習慣”を作るためのありとあらゆる取り組みにおいても同様のことが起こります。 これが”コンフォートゾーン”の強力なメカニズムなのです。
これは、かなり手強いね(汗)!
まとめ
人間の脳は、常に現状維持しようとするホメオスタシス(恒常性維持機能)が働く。
ホメオスタシスとは、”過去の長い経験から形成された自分の思考と行動習慣(癖)”の居心地がいいと感じる
心の門番サーモスタットが、ホメオスタシスを維持するためにへ今までの記憶のを戻そうとする。
”習慣を変えることが難しい”原因は”無意識化にている心地がいいと感じる強力なコンフォートゾーン”と”脳の情報処理能力”が深く影響をしている。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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